5年付き合った彼女と籍を入れようと婚姻届けを書いてもらったら、彼女の名前の欄に知らない名前が・・・『え?なにこの名前?』彼女『何って、私の名前だよ?何言ってんの?』

何を言ってるのかわからねーと思うが、どうか聞いてほしい。
マジで頭がどうにかなりそう・・・
俺、この間彼女にプロポーズしたんだよ。
大学時代に付き合い始めて5年くらい付き合った。
彼女はオッケーしてくれて、めでたく結婚する流れになった。
んで、まだ貯金とかないから「結婚式はいずれあげよう」ってことで
まずは籍だけ入れようって話になった。
で、婚姻届を俺が役所でもらってきて必要事項を書いて彼女に渡したんだ。
そしたら、彼女の名前の欄に、見たことの無い名前が書かれていた。
言っとくけど、俺が彼女の本名を知らないまま付き合ってたとか、そんなことは無い。
普段呼び合ってたのは渾名だったけど、
大学の同級生で同じクラスで、二人で名簿を見ながら
「同じクラスだねーw」とか笑いあってたんだ。
俺自身が正直なにがなんだかわからない。でも事実なんだ。
仮に、俺が認識してた彼女の名前が「佐藤花子」だったとしたら
「伊集院エリザベス」くらいまったく違う名前だった。
つまりちょっとDQNっぽい名前だったわけだ。
俺は当然彼女に聞いた。
「え?なにこの名前?」
「何って、私の名前だよ?」
「おまえの名前、佐藤花子だろ?」
「何いってんの?」
こんな感じのやり取りがあったんだ。
で、なんか俺、とんでもない勘違いをずっとしてたのかな、とか思って
その場はとりあえず引き下がった。
ちょっと自分自身の頭を疑ったんだよな。
で、ちょっと記憶を振り返ってみようと思って昔の写真を眺めてたの。
俺と彼女のツーショットで写した写真なんだけど、
写ってるのが、さっきやり取りしたはずの女とは別人なんだよ。
でも、どっちかって言うと見覚えの無いのは写真に写ってる女の方。
俺の記憶では「伊集院エリザベス」と名乗る女と
ずっと5年間付き合ってきたはずなんだ。
佐藤花子がどっかに消えちまった。
>>事故にでもあったことあるか?
頭を打つような事故は無いよ。
バイクで足を折った事があるくらい。
>>出会いkwsk
出会いからって、別に変ったことは無かったんだけど・・・
彼女がオチ研で落語やってて、俺が聞きに行ってて、この子おもしろいと思って
クラスは一緒だったから仲良くなって付き合い始めた。
>>一番最近の写真はどっちなの?花子?エリザベス?
最近の写真って写メしかない。
携帯の機種変更したのが1年くらい前で、残ってるのはエリザベスの画像だけだった。
>>でも名前も顔も違うんだろ?説明つかないじゃない
そうだよな・・・説明つかない。マジで気が狂いそう。
>>「おまえの名前、佐藤花子だろ?」「何いってんの?」
 このやりとりの後どうなったんだ?
 彼女、不信がったり気味悪がったりしてるんじゃないのか?
その時点では俺も
「あれーあだ名で呼んでたから本名勘違いしてるのかなー」
ぐらいに思って深く突っ込まなかった。
もちろん頭の中は疑問符でいっぱいだったけど
その場を取り繕うことで精いっぱいだった。
だって俺の勘違いだったら彼女怒らせちゃうと思ったんだよ。
名前間違えて覚えてるとか普通あり得ないだろ。
>>もう自分で考えていても埒が明かないよ
 誰か信用できる奴と連絡取ってこいよ今すぐ
友人にさっきメール送って返信きた。
ちなみに送ったメールは
「俺が付き合ってた○○(芸名)覚えてる?」
「本名「佐藤花子」だっけ「伊集院エリザベス」だっけ?」
返信は「確か「佐藤なんとか」じゃなかったっけ。別れたの?」
やっぱ佐藤花子だよ俺が付き合ってたの。
友人にエリザベスの写メ送った。
「これって誰だか知ってる?あと「伊集院エリザベス」って名前知ってる?」
大学1年で入学したときに佐藤花子と同じクラスだった。
新歓コンパとかで飲んだ時には特に接点なかった。
大学2年の学際でオチ研の出し物で落語やってたのを見た。
「あーこの子同じクラスの子だ」と思ったよ。たしかジュゲムやってた。
そのとき舞台から降りてきた彼女に「佐藤さんオチ研だったんだ」って声かけたと思う。
その時俺、たしかに「佐藤さん」って呼んだと思う。
この子おもしろいと思って近づいた。
日本文学専攻だったから「落語の事おしえて」とか言って本借りたりした。
その年のクリスマスに告白してオッケーもらった。
俺の部屋のあとで目黒のサンマとかやってもらったw
「知らない。なんだよ「伊集院エリザベス」って(笑)どんな名前だよ」
マジで精神科いくべきだろうか。
友人「携帯番号は***-****-****じゃね?」
(大学の時の彼女の番号だけど今は違うからこの情報意味無し)
「つか、お前の彼女だから一緒に遊んでたけど、
 ○○ちゃんと直接やりとりした事って、俺ねーよ」
オチ研メンバーとは、連絡取れる知り合いいない。彼女なら知ってるかも。
彼女に直接明日以降に聞いてみる・・・今日は怖いwww
一応昔の番号にかけたけど「現在使われておりません」だった。
>>大体、お前さ、プロポーズする仲なのに彼女の家とか行ったことないの?
彼女の家に行った事ない・・・てか今度挨拶に行くって話してたんだよ。
婚姻届もって「これを役所に提出したいんです」って。
共通の友人のメールのやりとりはさっき書いた通り。
大学2年のクリスマスで付き合って、初詣行った。
絵馬に「ずっといっしょに幸せにすごせますように」とか書いたと思う。
彼女が書いた名前は、佐藤花子だったと思うけどはっきり思い出せない。
鍋やった。バレンタインでチョコレートもらった。
この辺からお互いの部屋で代わるがわるずっと一緒にいるようになってた。
3年になって、同じゼミになった。
この時名簿で「同じゼミになれてよかったね」とか言った記憶がある。
確かちゃんと佐藤花子って書かれてたと思う。
3年になって同じゼミになって、ゼミのメンバーで花見とかやった。
さっきメールしたのはゼミの仲間。
俺が彼女をあだ名で呼んでたから、ゼミの中でもそれが浸透した。
夏になって海とか行った。山で川遊びとかした。
この辺で彼女の本名を呼ぶことってもうなくなってたと思う・・・
でもゼミで出席とるときに教授はちゃんと名前で呼んでたし
その時に違和感感じることはなかったんだよな・・・
この夏で一緒に京都行った。清水の舞台とか行ったよ。
俺の記憶じゃ、今付き合ってる女の子とずっと大学から付き合ってたはずなんだ。
でも大学時代彼女の名前は佐藤で、今はエリザベス。
大学時代の写真を見たら見覚えの無い女と俺が一緒に映ってる。
写真はこの時の京都で撮った奴も、この年の秋に出雲大社行った時のも
両方とも同じ女が俺と一緒に映ってる。
もともと写真とかあんまり撮る方じゃ無かったから少ないんだよ。明日いろいろ確認するよ。
写真の知らない女を写メに取り直して友人に送ってみた。
友人「○○ちゃん?大学の時の写真かこれ」
エリザベスに「俺らがつきあってどれくらいになるっけ」ってメールした。
エリザベス「5年くらいじゃない?」
たぶん俺の頭がどうかしちゃってるだけなんだと思う。
きっとたいした問題じゃない。と思いたいwwwwww
 
今日あったことの報告。
報告って言うか、あったことの整理が自分の中でつかないから
とりあえず書いてみてるって感じなんで、わかりにくい部分あるかもしれない。
この間メールした友人に会ってきた。
居酒屋で待ち合わせして飯食いながら話した。
会うのは半年ぶりくらいだけど、
メールはたまにしてたってくらいの関係。
最初に、知らない女が写ってる写真数枚を見せた。
この間写メに取り直して送った奴だけど、
もしかして写りが悪くて判断が難しかったかもと思ったから。
友「この間メールしてきた写真?」
俺「そう。写ってるのって、誰かわかる?」
友「お前と、ちわちゃんだろ」
俺「間違い無く?」
友「意味わかんねーんだけど、なにこれ?」
俺「俺、もしかしたら頭おかしくなっちゃったかも知れなくてさ」
 「そこに写ってる女が誰なのかわかんないんだよ」
友「え、マジで言ってんの?付き合ってたんだろ?」
俺「うん」
友「別れたの?」
俺「いや、そんなことないんだけど」
友「どういうこと?」
俺もうまく説明できなくてトンチンカンなやり取りがしばらく続いた。
酒が入ってたせいもあったかもしれない。
でも、一応状況は全部説明した。
友人はしばらく黙って、日本酒を飲んでた。
なんて言っていいかわかんなかったんだと思う。
友「まあ、お前も自分でおかしくなっちゃったって言ってたし、
  病院行くのがいちばんいいんじゃね?」
俺「俺もそう思うけど、その前に確認したかったんだ」
友「でも、俺に言えることは、その写真が間違いなく佐藤花子だってことだけだし」
 「伊集院エリザベスなんて女は知らないってことだけだぞ」
俺「で、頼みがあるんだけど、エリザベスとちょっと会ってみてほしい」
友「なんで。嫌だよ。そんな訳の分かんないこと」
友人だと思ってたが、そうでもなかったらしい。
それともこいつも別人にすり替わってるのかね?
まあ、こんな訳の分かんないことに関わりたくないって思うのは普通かも知れないけど
やっぱ社会に出ると人間変わるんだな。
友「とにかく病院行ってカウンセリング受けろ。ここは俺がおごってやるから」
それで今日はお開きになった。
けっこう酔っ払って帰ってきたんだけど、そしたら部屋にエリザベスがいた。
合いカギ渡してあるし、今日は土曜で休みだからおかしくないんだけど、ちょっとビビった。
携帯に着信履歴があるのに、その時やっと言われて気づいた。
店が騒がしくって聞こえなかったんだと思う。
「もうちょっと帰るのが遅かったら自分も帰るところだった」って言われた。
部屋の中掃除されてて、明日の朝飯用の御飯も電子ジャーにセットされてた。
いい子だと思ったよ。この子が佐藤花子じゃないって信じられない。
酔っ払った勢いで聞いてみた。
俺「俺らが付き合ってどれくらいだっけ」
エ「この間もメールしてきたけど、なんなのそれ?」
俺「2年のときに付き合い始めたんだよな?」
エ「そうだねーだから今度のクリスマスでちょうど5年だねー」
俺「俺、なんでお前のこと"ちわちゃん"って呼んでたんだっけ?」
エ「チワワっぽいからって、最初は私の友達が私をそう呼んでた」
俺「そうだっけ」
エ「で、愛玩亭千輪々になったの」
矛盾はない・・・と思う。でもその後。
俺「今日、S(友人)と飲んでたんだけどさ」
エ「誰だっけ、その人?」
エリザベスは友人を知らないことが判明。
俺「誰って、ゼミの時に一緒だったやつだよ」
エ「ふーん。あんまり覚えてないや。仲良かったっけ?」
俺「おまえも一緒に遊んだことあるはずだぞ」
エ「マジで?でもゼミの人たちよりサークルで遊んでた事の方が多かったしなー」
俺はここでその後の言葉が出てこなかった。
「言い訳してるのかな」と思った。
でも酔っ払ってたのもあって、その後どういう風に会話をつなげればいいか思いつかなかった。
で、さっき帰ってったよ。
 
ちょっといろいろあったので報告する。
多分時系列で書いていくのが一番わかりやすいと思うので昨日のことから書く。
昨日の夜、ここに書き込みしてる最中に友人Sから電話があった。
「話したいことがあるから、明日(つまり今日)会えないか」という内容だった。
例の写真も持ってきて欲しいと言うことで、
この時は意図が不明だったけど、了承した。
どういう話なのか問いただしたけど、
「電話じゃ言えない。説明できない」を繰り返すばっかりだった。
で、今日。会社を上がって待ち合わせ場所に向かった。今回も居酒屋。
カウンターでSの名前を出したら、仕切りで区切られた座敷スペースに案内された。
そしたら、Sの他に、もう一人同席者がいた。
Nという、ゼミの同級生だった女の子だ。
ついでに俺のイニシャルも晒しとくとTだ。
「久しぶりTくん」とNは笑った。
卒業以来に会うので、俺も「久しぶり」と返したが
どうしてNがここにいるのか腑に落ちなかった。
特に仲が良かったわけでもないし、連絡先だって知らないような間柄だったんだ。
「で、どういう話?」俺はSに聞いた。
S「まず、この間は悪かった」
俺「ああ・・・まあ、しょうがないよ。てか、Nさんに話したの?」
S「話した」
俺「・・・まあ、いいけど」
 「俺がキ○ガイだなんて話が広まるのは勘弁して欲しいんだけどな」
N「そんなこと言わないよ。力になれるかもと思って今日は呼んだの」
力になってくれるってどういう意味なのか、よくわからなかったので黙っていた。
N「まず、Sに見せた写真見せて」
俺は写真を鞄から出してNに渡した。
知らない女(Sが佐藤花子だっていう女)が写ってる例のやつだ。
Nはその数枚しか無い写真を丹念に繰り返し眺めた。
俺とSはその様子を黙って見ていた。
やがてNが顔をあげて、Sに向かって「やっぱりそうだよ」と言った。
意味がわからない。俺はイライラを押し殺して「どういうことなの?」とNに聞いた。
Nは「私が言っていい?」とSに何かを確認した。
Sは黙ってうなずいた。Nは俺に言った。
「Tくんさ。相貌失認症って知ってる?」
俺「知ってるよ」
このスレで誰かが解説してくれたからな。その後ウィキも見た。
俺「でも俺はそんなんじゃない。ちゃんと顔で区別つくよ」
 「Nさんの顔だってちゃんとわかる」
Nさんもアレか。
聞きかじりの知識で生半可なアドバイスをするためだけにこんなところに来たのか。
そう思ったよ。 このスレにいるみんなには悪いけど、
みんなのことぶっちゃけそういう風に思ってたことは否定できない。
スマン。精神的に追いつめられて性格悪くなってた。
でも、Nは続けてこう言った。
「Tくんじゃないよ。Sがそうなの」
S「すまん。お前に知られたくなくて、この間はあんな風に断っちまったんだ」
俺「・・・初耳だぞ。ちゃんと言ってくれればよかったのに」
S「あいつはキチガイだ、なんて話が広まるの嫌だったんだよ」
俺は二の句が継げなかった。
N「Sは大学に入る前から、そのことで結構嫌な目に会ってきたんだよ」
Nはそう言ってから俺に写真を差し出した。
N「ここに写ってるのは、私から見ても千輪ちゃんとは違う人だと思う」
俺「・・・じゃあ、なんでSは千輪ちゃんだって言ったんだ」
S「服に見覚えがあった。あと、ペンダント」
 「それ、お前が千輪ちゃんに買ってやったやつだろ」
俺「・・・たしかにそうだけど」
俺にしてみたらエリザベスと花子の区別がついていないから
この写真の女がそのペンダントをつけてても違和感が無かったんだ。
俺「じゃあ、この写真、なんなんだよ」
 「俺の知らない女が、俺の買ってやったペンダントをなんで付けてるんだよ」
N「多分これ合成だよ。フォトショップかなんかで作った」
Nはこともなげにそう言った。俺は何も言えなかった。
Nはそれから、自分の鞄から荷物を引っ張りだした。卒業アルバムだった。
N「これ、見て」
Nは卒業アルバムのページをぱらぱらと開いて俺に見せた。
日文科の、俺の所属してたゼミのページ。
「エリザベス」とさっきまで俺が呼んでた女の顔写真が載ってた。
写真の下に「佐藤花子」って書いてあった。
俺「Sはなんで千輪ちゃんの写メを知らないって言ったんだ」
S「服とか見覚え無かったし、髪形も変わってたからわかんなかった」
俺「じゃあ、この写真の女は?」
N「それはわかんない」
俺「合成って、誰がそんなもん作ったんだ」
N「わかんないよ。だからさ」
Nはビールのジョッキを手にとって言った。
「今から千輪ちゃん家に行こうよ。そんで直接聞けばいいじゃん」
ほらほら、早く飲んじゃいなよ、とNにせかされて俺もジョッキを空けた。
ほとんど手付かずにしてたから、それこそ馬鹿な学生がやるような一気飲みみたいになった。
店を出る際に俺は二人に聞いた。
俺「あのさ。もしかして二人、付き合ってる?」
S「ああ、うん」
N「卒業した後からだけど」
俺とSとNは千輪ちゃんのマンションに向かった。
在宅は携帯から電話して確認した。
千輪ちゃんは突然同窓生が訪ねてきたことにびっくりしていたが快く家に上げてくれた。
N「千輪ちゃん、ひさしぶりー」
千「Nちゃん、かわってないねーあと、えっと、Sくんだっけ」
S「あんまり話さなかったしなぁ名前忘れられてもしょうがないww」
千輪ちゃんは、Sの顔をみて名前を思いだしたみたいだった。
もしかしたら、一昨日俺が名前を出していたから思いあたったのかも知れない。
俺「あのさ。突然変なこと言うけど、免許証、見せてくれる?」
千「は?なんで?」
俺「ちょっと確認したいことがるんだよ」
千「いいけど・・・」
千輪ちゃんは俺に免許証を差し出した。
ちゃんと「佐藤花子」って書いてあった。
俺「・・・やっぱり「佐藤花子」だよな」
千「そりゃそうでしょ」
俺「この間俺、お前に、名前は「佐藤花子」だろって聞いたら、何言ってんのって言ったじゃん」
千「言ったよ。5年も付き合ってるのに、名前の確認って、いまさら何言ってんのって意味だよ」
俺「じゃあなんで婚姻届に「伊集院エリザベス」なんて書いたんだ?」
千「はあ?なにそれ」
俺は婚姻届を千輪ちゃんに見せた。
写真と一緒に鞄の中に入れていたんだ。
婚姻届には俺の名前と、伊集院エリザベスの名前が書いてある。
千「・・・私、知らないよこんなの」
俺「だって、俺が名前書いてから、お前に渡して、お前が俺に返してきたんだぞ」
千「Tくんがくれた封筒に入ってたのは白紙だったよ?」
俺「そんなはずない」
千「私の名前だけ書いて、封筒に入れて返した」
N「封筒が、すり替わったんじゃない?」
俺「そんなことあるわけない」
N「人間が入れ替わるよりは、あるとおもう」
 「Tはその変な名前が書いてある書類、千輪ちゃんに見せて確認した?」
俺「いや・・・口で聞いただけ」
俺はなにがなんだかよくわからないまま千輪ちゃんに聞いた。
俺「じゃあ、やっぱり、お前は「伊集院エリザベス」なんて名前じゃないんだよな?」
千「そりゃそうでしょ」
俺「じゃあ、誰なんだよ伊集院エリザベスって」
N「たぶん・・・この写真の女じゃないかな」
Nが例の写真を指した。
心臓がきゅっと、一瞬止まったような気がした。
パズルのピースが嵌ったみたいに腑に落ちた。
こいつが。この女が「伊集院エリザベス」・・・なのか?
N「千輪ちゃんはさ。この写真、見覚えある?」
千「・・・Tくんと一緒に旅行行った時の写真だと思うけど、顔だけ変わってるね。なにこれ?」
千輪ちゃんは一度奥の部屋に引っ込んで
(俺はそこが寝室なのを知っている)
写真屋がくれるような小さな薄っぺらい写真ケースを持ってきた。
千「たぶんこの写真がオリジナルだと思う」
千輪ちゃんはケースから写真を一枚取り出して俺の持ってきた写真に並べて見せた。
まったく同じ写真だけど、写っている女の顔だけが違う。
俺が持ってきた写真の方が、やや色が薄い。画素も荒い気がした。
俺「・・・千輪ちゃんは、この女、知ってる?」
千「さあ。わかんない。知らない人だと思う」
N「まあ、それはいいんじゃない?とりあえずTくんの誤解は解けたし」
Nは満足そうに笑った「力になれてよかった」などと言っていた。
「全然よくねぇよ」俺は笑えなかった。
だってそうだろ?誰かが婚姻届の入った封筒をすり替えた。
どうやって?俺の私物の写真をすり替えた。
どうやって?俺の部屋に侵入した?
千輪ちゃんの部屋に侵入した?
知らない間に鞄に手を突っ込んだ?
「伊集院エリザベス」という誰も知らない女が。
そういうわけで、今俺は千輪ちゃんの部屋にいる。
家に帰るのが怖い。iPADから書きこんでる。
そういえば昨日、写真の女の幻覚を見たんだった。
バスの窓から俺に手を振ってた。
あれは幻覚じゃなかったのかもしれない。
実物の「伊集院エリザベス」が俺に手を振ってたのか。
あんな優しげな微笑みをうかべて。
これからどうしようかなんてことは全く思いつかないけど
これで俺からの報告は終わりにします。
いままで聞いてくれて、みんなありがとう。